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機嫌良くしていられるというのが大人の条件である。何故か。不機嫌さをもって他者をコントロールすることが許されるのは子供だけだからである。泣いたり、怒ったりして要求を通せるのは相手が大人だからである。どんなに年をとっても不機嫌さで他者をコントロールしようとするのは赤子に等しい。
無機質な街並みが本当に大好きなので高層ホテルのガラス張りになっている部屋で夜遅くまで景色を眺めてると心が落ち着く 小さい頃に読んだ手塚治虫の火の鳥未来編を思い出すしこの世に1人だけになるような感覚も大好き
1番好きな怖い話
俺のクラスに新しく転入生の男子が来たが、彼はいつも机に突っ伏して塞ぎ込んでいて、
未だに友人は一人もできていないようだった
きっとクラスに馴染めずに大変なんだと考えた俺は、意を決して彼に話しかけた
「いつも浮かない顔をしているね。何か嫌なことでもあったの?」
俺の突然の問いかけに彼は動揺したようだったが、やがて重い口を開いて話しだした彼の話では、彼が塞ぎ込んでいる原因は、転入してくる以前の、一月ほど前の出来事にあると言う
彼は当時、住んでいた家の自分の部屋でゲームなどをして過ごしていたが、
ふと気付くと、彼の部屋の天井板が少しずれているのを見つけたと言う
彼は椅子を使って天井の上にのぼると、懐中電灯で辺りを照らして原因を探したそうだ
天井の上は意外にも広々とした空間になっていて、何処までも先が続いているように見えた
彼は天井が外れた原因探しよりも冒険心から、天井裏をどんどんと先に進んで行ったという
すると電池が切れたのか、突如として電灯の明かりが消え、辺りは一面の闇となった
彼は怖くなって部屋に戻ろうとしたが、あまりにも進みすぎて、
元いた部屋の明かりは既に見えなくなっていて、彼は天井裏で完全に迷子になってしまった
途方に暮れた彼は、元の部屋を探して歩き回ったが、闇の中で方向感覚を失い、
しだいに自分がどの方向に向かっているのかも分からなくなった
そのまま宛も無く歩き回るうち、彼はだいぶ先に、何か光りを放っているものを見つけた
それを自分の部屋の明かりと考えた彼は、夢中になって、その明かりに向かって歩き続けた
しかし、段々と近づくうちに、明かりの正体は、自分の部屋の明かりではないことが分かった
それは何と、見たことも無い街の明かりであったと言う
不思議なことに、天井裏に一つの大きな街があり、その明かりが遠くから見えていたのだ
彼は宛も無いので、その街の中に勇気を出して入って行ったのだと言うそこまで話をすると、彼はため息をついて、しだいにボロボロと涙を落とした
俺は突然の彼の涙に戸惑いつつも、とりあえず彼を慰めようと、彼に言葉をかけた
「大変だったね。でも結局は部屋に戻れたんだろ、泣くことは無いよ」
すると彼はゆっくりと首を振って、こう答えた
「まだ、その街から出られていないんだ」
